切ない青春系ラブストーリー「orange」

   2017/02/13

orangeは高宮菜穂や転校生の成瀬翔を中心に繰り広げられる、切ない青春系ラブストーリーです。

物語は高校2年生の菜穂に、未来の自分から手紙が届くところから幕を開けます。

届いた手紙には10年後の世界にこれから転校してくる成瀬翔はいないという事と、その事でとても後悔している事が有るという内容が書かれていました。

そしてその後悔を拭いたいから、この手紙の通りに行動して欲しいとも記されていたのです。

菜穂は最初は「未来からの手紙なんてありえない」と思っていたのですが、なんと手紙に書いて有る通り本当に翔が転校して来て隣の席に座ったのです。

そのため手紙は本当なんだと信じざる負えなくなり、手紙に書いて有る通りに事が運ぶようにと行動を開始するわけです。

それで菜穂は翔をサッカー部に入れる事を目的にしていたのですが、何故か菜穂が何もしなくても翔はサッカー部に入っていました。

だから菜穂は未来が変わっていると安心しつつも、どこか戸惑った様子を見せました。

私も菜穂と同じように何故サッカー部に普通に入ったのかが気になっていたのですが、その疑問の原因は2巻で判明しました。

実は翔の母親は精神が不安定だったせいで自殺してしまったので、翔はその事を悔やんで自分を追い詰めていたのです。

また未来の世界では母の死が引き金となって後追い自殺をしてしまう事が分かっていたので、あまりの重さに菜穂はどうすれば助けられるのか未来を変えられるのか分からなくなってしまいます。

そこで意を決して未来の旦那で有る須和弘人に打ち明けた所、須和にも未来の自分から手紙が来ていた事を告げられたのです。

つまり菜穂が何もしなくても翔がサッカー部に入部したのは、須和が未来を変えるために動いていたからだったのです。

そしてそれからは須和と協力しつつ、翔の未来を変えて行きます。

また途中で手紙の通り翔と喧嘩をして焦る時も有りましたが、なんとか乗り越えます。

さらに後に手紙の存在を知らされた仲間の助けも借りた結果、翔を死なせずに済むのでした。

そして最終的には翔本人にも「未来からの手紙」の事を話し、その手紙をみんなでタイムカプセルに埋めたのです。

そんなorangeでは、パラレルワールドが鍵になっています。

そのため現実の世界で翔が自殺した事に変わりは有りませんが、パラレルワールドでは生きているという事になるのでしょう。

しかしパラレルワールドの住人にとってはそこが現実なので、ある意味現実世界の翔が生きているとも解釈出来る気がしました。

また高校時代の菜穂と翔はお互いの事が好きだったので、生きている世界では須和では無く翔と結婚していたかもしれません。

orangeは友情に重きを置いているように見えるけれどやっぱり恋愛メインに感じられて、なお想像力を掻き立ててくれる漫画だと思います。

↓アニメも必見!

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