あなたのための子守歌 1

 



(C)日本エンタープライズ

キャバ嬢をやっている結花は、一歳年下の恋人、颯太と一緒に暮らしている。これといった定職についていない彼は、要するに結花のヒモ。お金を渡すたびに「いつか絶対何十倍にもして返してやるから」という颯太。そんな彼の言葉を聞くたびに返してもらうことなんてないだろうけれど、そう言ってくれる気持ちは嬉しいと思ってきた。ところがある日、彼は立派なダイヤの指輪を差し出して、プロポーズしてくる。嬉しい以上に、お金なんてないはずの颯汰がそんな指輪を持ってきたことに不安を感じる結花。どうやって手に入れたのかと問い詰めると、仕事が決まって前払いで給料を貰った。ただ、その仕事でしばらく帰れなくなると思うけど待っていて欲しいと。そんな大金を貰える仕事はおかしい。お金を返して仕事は断ってくれと頼むが、彼は「男が一度引き受けた仕事は断れない」と頑として受け付けない。結局、ケンカしてしまう二人。そして翌日から、彼は二人の家に戻らなくなった。心配した結花は、颯太の荷物を探って見つけたメモを手がかりに彼の行方を探すが、謎の男たちに自宅で待ち伏せされ、縛り上げられ、レイプされそうになる。絶体絶命の結花の危機を救ってくれたのは颯太だった。あの仕事はとんでもなかった。もうどこか別の場所に逃げよう。愛を交わした後、そんな約束をして安心した朝――。魂となって愛する人のもとに帰って来た恋人との悲しくも優しい、不思議な愛の物語――。

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